装丁 : 和装 000007295937 [伝守覚法親王] [撰] 1302 本書は、僧侶の書簡を集めて編成された往復書簡集である。こうした往復書簡集は、手紙の模範文例集や習字学習の手本として作成された。 本書に集められた書簡は27組54通、差出月によって正月から十二月の順に配列される。内容は、寺院や宮中における法会や祈祷、僧侶の昇進などに関わることがらで、高位の僧侶間で、または僧侶と公家との間で取り交わされた質問と回答の形式となっている。仁和寺の門跡であった守覚法親王(1150-1202)が撰者と伝えられており、仁和寺のような上級寺院における僧侶の教育に役立てられたものと考えられる。該当本は、巻首の7通を欠いているが、正安4年(1302)の書写奥書があり、『釈氏往来』の最古写本として知られる。 正安四奥書 釋氏往來 1302 国立国会図書館 釋氏往來 重要文化財 国立国会図書館 2022-01-11 2022-01-11 1302 往来物 Japan jpn 正安4 [1302] 旧請求記号: WA15-19 WA1-7 true 1軸 ; 30.2cm 一般