East Asia Digital Library

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Title
Creator
Publisher

はちかつきひめ


Abstract

  • 本書は、江戸中期(18世紀)に刊行された絵を主とした子供向けの小冊子であり、赤色の表紙を用いることから「赤本」と呼ばれるジャンルの資料である。 『はちかつきひめ』とは室町時代に作られた物語で、書名の『はちかつき』とは鉢を被るの意味。ストーリーは以下のとおりである。 昔、河内国に長者が住んでいた。長谷観音に祈願し、望み通りに女の子が生まれ、やがて美しい娘に成長した。しかし、娘が13歳の時、母親が亡くなる直前、長谷観音のお告げに従い娘の頭にさまざまな宝を置いて大きな鉢をかぶせたところ、鉢がどうしてもとれなくなってしまった。 母親の死後この娘(鉢かつき姫)は、継母にいじめられ家を追い出された。世をはかなんで入水をしたが、鉢のおかげで溺れることなく浮き上がり、貴族に助けられて、風呂焚きとして働くことになった。貴族の四男の「宰相殿」に求婚されるが、宰相の母は結婚に反対し、宰相の兄たちの嫁との「嫁くらべ」を行って姫に恥をかかせ断念させようとする。 ところが嫁くらべが翌日に迫った夜、鉢かづき姫の頭の鉢がはずれ、姫の美しい顔があらわになった。鉢から出てきたいろいろな宝を持って嫁くらべに参加した姫は、歌を詠むのも優れ、学識も豊かで非の打ち所が無い。嫁くらべのあと、鉢かづき姫は宰相と結婚して子どもに恵まれ、長谷観音に参拝すると、生き別れた父親に再会し、観音堂で喜びの対面をする。 本書はこのストーリーから14場面を描くダイジェスト版である。

Metadata

Titledcterms:title
はちかつきひめ
Publisherdc:publisher
[鱗形屋]
Issueddcterms:issued
1700
Alternativedcterms:alternative
はちかつき
Datedcterms:date
[江戸中期]
Subjectdc:subject
赤本
Audienceschema:audience
一般
Languagedc:language
jpn
Data Providereadl:dataProvider
国立国会図書館
Provided Ineadl:providedIn
Japan
Holding Agenteadl:holdingAgent
国立国会図書館
Extenteadl:extent
2冊 ; 17.8×12.8cm
sameAsowl:sameAs
http://id.ndl.go.jp/bib/000010227350
Descriptiondcterms:description
装丁 : 和装, 書名は絵題簽による 版心書名: はちかつき, 筆彩
Thumbnailfoaf:thumbnail
https://dl.ndl.go.jp/titleThumb/info:ndljp/pid/2555035
Has Vieweadl:hasView
http://id.ndl.go.jp/bib/000010227350
Local Holdingeadl:localHolding
寄別5-3-2-11
Categoryschema:category
http://eadl.asia/collection/NDL_Other , http://eadl.asia/collection/JapanCollection , http://eadl.asia/collection/NDL_Classical_Material_Collection
Labelrdfs:label
はちかつきひめ
Digitizedeadl:digitized
eadl:DM-NDL000010227350_DO48 , eadl:DM-NDL000010227350_DO47

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