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絵本千代の春
Abstract
- 禿帚子編、石川豊信画。教訓風俗絵本。半紙本3巻合1冊。墨摺り。刊記欠。画工は、序により石川豊信と判明する。同じ豊信の教訓絵本、宝暦2年(1752)正月刊『絵本俚諺草』(当館請求記号:わ-46)に趣向が近似する。禿帚子の序に「荘周が無用の用を思ひ出し、是を童蒙に示さん事をおもひ、画を石川氏の乞て、俚諺をそへ、童蒙のために無用の用に備ふ」とある。文は、たとえば諺の「浮世は壱分五厘」を「浮世は一分に五倫」、「果報は寝てまて」を「果報は練てまて」といったように、通行の諺の言葉上の理不尽を突いて、似た表現に捩り、その根拠を言い立てるという趣向。絵は、祐信流で、市中の風俗画を基本とし、当時の人々の暮らしぶりが偲ばれる。(鈴木淳)
Metadata
- Titledcterms:title
- 絵本千代の春
- Creatordc:creator
- 禿帚子 作, 石川豊信 画
- Publisherdc:publisher
- 刊
- Data Providereadl:dataProvider
- 国立国会図書館
- Provided Ineadl:providedIn
- Japan
- Extenteadl:extent
- 3冊 (合1冊) ; 23cm
- Descriptiondcterms:description
- 装丁 : 和装
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- http://eadl.asia/collection/NDL_Bibliographic_Catalogue , http://eadl.asia/collection/JapanCollection , http://eadl.asia/collection/NDL_OldBooks
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- 絵本千代の春