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往生拾因
Abstract
- 永観著。浄土教版。著者永観(1033-1111)は浄土宗八祖のひとりで、康和2(1100)年請われて東大寺別当となり、伽藍の修理、荘園の整備、学徒の育成等の寺務に従い、余生は専ら念仏と民衆教化に過ごした。本書は、永観が称名念仏を強調した書で、必ず往生を得る十の勝因を挙げ、その一々について説明している。南都の浄土教を代表するものであり、康和5(1103)年の成立と伝えられている。当館本は第26葉以下を欠く零本であるが、慶応大学・竜谷大学等の所蔵本から宝治2(1248)年の刊行と推知される。厚手の楮紙を用いた両面刷りの粘葉装で、匡郭はなく、6行17字。当代のものと思われる返り点・送り仮名が施されている。
Metadata
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- 往生拾因
- Creatordc:creator
- 永観
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- 刊
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- [宝治2]
- Data Providereadl:dataProvider
- 国立国会図書館
- Provided Ineadl:providedIn
- Japan
- Extenteadl:extent
- 1冊 ; 25.6cm
- Descriptiondcterms:description
- 粘葉装, 装丁 : 和装, 浄土教版, 第26葉以下欠
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- http://eadl.asia/collection/NDL_Bibliographic_Catalogue , http://eadl.asia/collection/JapanCollection , http://eadl.asia/collection/NDL_OldBooks
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- 往生拾因