East Asia Digital Library
新菊苗割代附帳
Abstract
- 『菊大会名寄』解題で記したように、正徳～享保年間(1711－35)には菊の栽培が大流行したが、それを支える植木屋はたえず新品種を樹共し、その宣伝に新菊の販売カタログを毎年発行していた。享保8年11月刊の本書もその一つで、大坂天満天神近くの植木屋野田屋四郎兵衛と樹木屋治兵衛が共同で刊行。内題に「[享保九辰春]新菊苗割代附帳」とあるように、翌年春植付け用の菊苗目録であり、全114品の花銘を挙げ、各品ごとに色・形状の簡単な説明と値段を記してある。もっとも値の張るのは「北極山」「八千代重」の3両2分。1苗3両は19品もある。『新菊苗代名寄記』 (特7-392) も、享保9年10月刊の10年用カタログで、これは全146品を載せ、京都・大仏(当時存在した)近くの植木屋9軒が名を連ねている。値段は上例とほぼ変わらない。因みに、当時の1両は現在の20万円ほどという。（磯野直秀）
Metadata
- Titledcterms:title
- 新菊苗割代附帳
- Publisherdc:publisher
- 樹木屋治兵衛, 野田屋四郎兵衛
- Issueddcterms:issued
- 1723
- Alternativedcterms:alternative
- 享保九辰春大坂天満新菊名花割苗帳花形代金附并封印鑑, 菊割苗帳
- Datedcterms:date
- 享保8 [1723]
- Data Providereadl:dataProvider
- 国立国会図書館
- Provided Ineadl:providedIn
- Japan
- Extenteadl:extent
- 1冊 ; 13×18cm
- Descriptiondcterms:description
- 装丁 : 和装, 印記: 白井氏藏書, 書名は巻頭による 扉題: 割苗帳 (角書: 享保九辰春大坂天満新菊名花/花形代金附并封印鑑) 外題: 菊割苗帳, 白井文庫, 扉に「大坂南谷町/板本西澤新七」とあり
- Categoryschema:category
- http://eadl.asia/collection/NDL_Bibliographic_Catalogue , http://eadl.asia/collection/JapanCollection , http://eadl.asia/collection/NDL_OldBooks
- Labelrdfs:label
- 新菊苗割代附帳